胸まで水に浸かりながら 稲を刈り稲を背負った
蒲原農家は水に泣かされ 水に耐えて生きてきた
都会暮らしにつまずいたとき そんな先祖の声を聞く
わびしい夜に故郷恋し 巡り来る春を待とうか
越後の春は花盛り れんげ・菜の花・桃の花
越後の春は花盛り 踊る大地に風が吹く
自由を土に埋め込むような 故郷お前が嫌だった
はるかな旅路を夢見た男が 辿り着いたここはどこ
都会暮らしに流されていても 先祖返りの顔になる
苦い想いの故郷恋し 鉛色の冬の空
越後の冬は雪化粧 舞い散る雪は天の夢
越後の冬は雪化粧 吹雪の中を歩いてた
都会暮らしに流されていても 先祖返りの顔になる
骨は土に魂(こころ)は空に いつか還る時がくる
越後の夏は蝉しぐれ 越後の秋は稲穂の海
越後の冬は雪化粧 越後の春は花盛り |